点呼時のアルコールチェックの改善
林運送有限会社 |
車両内でアルコールチェックすることで感染防止
新型コロナ感染予防の一環として「3密を避ける」または「事務所での滞在時間を短くする」の観点から、アルコールチェックの流れを変更した。
これまでアルコールチェックは、事務所内で対面点呼時に行っていたが、対面点呼前に行う始業点検時に各車両内で実施することにした。
そのため、長距離ドライバーに持たせているハンディタイプの検知器を全車両に設置した。これによりドライバー間での検知器の共有もなくなり、ドライバーの不安も払拭できる。
また連動しているデジタコのデータと合わせ運行管理者に送信する(電話点呼のように)ことで、対面点呼の時間を削減した。
これまで使用していた据置型は予備用にした。
■これまでのアルコールチェックの流れ
【出社】
↓
【始業前点検】
↓
(事務所内で)
【アルコールチェック&点呼】
■改善後のアルコールチェックの流れ
【出社】
↓
【始業前点検&(車両内で)アルコールチェック】→デジタコと連動
↓
【(事務所内で)点呼】
効果
これまでは、事務所に設置した据置型の検査機1台で測定していた。出発時間が重なると前の乗務員の検査が終わるまで待たなくてはならなかったり、検査では短いストローで検査機に顔を近づけて息を吐くので、前の人の飛沫による接触感染が怖かったが、改善後は1つの機械での測定するわけでないので従業員が安心できると言っている。
また、始業点検時にエンジンスタートするとデジタコのスイッチが入る。アルコールチェッカーはこのデジタコに連動しているので、アルコール検査の結果は自動的に運行管理者のパソコンに送信される。
始業点検が終わり点呼のため事務所に来た時にはアルコール検査の結果はすでに運送管理者のパソコンに送信されているので事務所内に滞在する時間を大幅に節減できた。